どうも、ゴ~チョです。
ジャグリングマーケットの出店者をこちらのサイトで紹介しています。
なかなか個性豊かな方々が集まりました。9月1日(土)の開催に向けて、着々と準備を進めております。
さて、ジャグリングは基本的に「個」で楽しむ趣味です。練習会で多少の情報交換をすることはあっても、最終的には各々の課題を持ち帰って(互いの様子はちらちら気にしつつ)各自黙々と練習...という光景がまあ多いのではないかと思います。
じゃあ、ジャグリングは複数人でワイワイ楽しむことはできないの?
と思われるかもしれませんが、ジャグリングにも
複数人でワイワイ楽しめるゲームがいくつかあります。
過去の記事でもちらほら出てきた「コンバット」や「エンデュランス」をはじめ、確認できる限りのジャグリングゲームを紹介します。
JJFその他のジャグリングイベントでもお馴染み
サイモンセッズ~人の話はよく聴こう~
所要人数:3人~
必要な物:各自同じ種類、同じ数のジャグリング道具
勝利条件:最後までゲームマスターの指示を実行し続けられた者
1人はゲームマスターです。ゲームマスターは、参加者に様々な指示を出し、参加者はそれに従います。
ただし、指示の前に「サイモンセッズ」という言葉を言わなかった場合、その指示に従ってはいけません。
「サイモンセッズ」と言った後の指示に従わなかった、あるいは「サイモンセッズ」と言ってない指示に従った場合、その参加者は失格となります。最後まで残った参加者が優勝です。
子ども会のレクリエーションでやったことがある方もいるかもしれません。ジャグラーはこのゲームにジャグリング要素を加えて遊びます。
「サイモンセッズ、441」「サイモンセッズ、3アップピルエット」と言った具合です(もちろん途中でボールを落とすと失格です)。なので、ゲームは「サイモンセッズ、3ボールカスケード」から始まることが多いです。
このゲームで最もセンスを問われるのはゲームマスターかも...
コンバット~白熱バトルロイヤル~
所要人数:2人~
必要な物:各自同じ種類、同じ数のジャグリング道具(基本は3本のクラブ)
勝利条件:規定フィールド内で最後までジャグリングを続けられた者
まず、「これ以上外に出て行ってはいけない」というフィールドを決めます。通行人との思わぬ事故を防ぐためにもきちんと決めておきましょう。参加者はエリア内で相対して(人数が多い場合は円陣を組むように)座ります。ゲーム開始の合図とともにジャグリング状態に入り、フィールド内を動き回りながら相手のジャグリングを妨害します。相手に道具を奪われたり、道具をキャッチし損ねたり、ジャグリング状態を継続できなくなったら失格です。失格者は速やかにフィールド外へ移動します。ジャグリングを妨害する際、身体への接触はNGです。なので、妨害のバリエーションとしては、
- 相手の道具を自分の道具ではたき落とす
- 相手の道具を掠めとってジャグリングを続ける
- フェイントや威嚇を駆使して自滅をねらう
といったところでしょうか。達人同士の対決は非常に鮮やかで、決着後は自然と会場中から拍手が起こります。
さてこのゲーム、基本的には各自クラブ3本で行うのが定番となっていますが、「フィールドに存続できるジャグリング状態」の定義を工夫し、下記のような様々な道具でそのアレンジ版が楽しまれています。
ボールオンヘッドでのコンバットの様子
さらにボール版だと「名古屋式」という追加ローカルルールがあり、失格になった選手はフィールド外からのボールキックアップに限り、フィールド内の選手の妨害を許されています。キックアップによる妨害でフィールド内の選手がボールを落とすなど失格になった場合、フィールド外にいた選手は復活の権利を得ます。TVゲーム『ボンバーマン』の「みそボンシステム」に近いです。
エンデュランス~もはや自分との闘い~
所要人数:2人~
必要な物:(基本は)各自同じ種類、同じ数のジャグリング道具
勝利条件:より長くジャグリングを続けられた者
エンデュランスに関してはルールはすごく簡単。同じ技を同じ条件で行い、継続時間の長かった方の勝ちです。人と競うこともできますが、自分のエンデュランス記録を定期的にとって、過去の自分勝つことを練習のモチベーションにするのも一つの手です。
ジョグリング
所要人数:2人~
必要な物:各自同じ種類、同じ数のジャグリング道具
勝利条件:より速くゴールにたどり着いた者
ジョギング+ジャグリング=ジョグリング。
ジャグリングをしながら規定の距離を走ってそのタイムを競います。
実は「1歩進むごとに必ず1キャッチ以上しなければならない」というルールがあります。なので本気で記録を狙いたければ、歩数のかさむピッチ走法よりもストライド走法のほうが有利かもしれません。
クラブホールディングス
所要人数:3人~
必要な物:クラブをできるだけたくさん
勝利条件:クラブをより多く保持できた者
クラブを保持する競技者との他に、クラブを一定の時間間隔で競技者に投げつけ続ける要員が最低1人は必要です。一定間隔で投げつけられ続けるクラブを、自分の身体いっぱいを使ってどれだけの数を保持(ホールディング)していられるかを競います。クラブをキャッチし損ねたあるいは保持していたクラブが地面にこぼれた時点で記録ストップになります。
クラブに限らず、競技者間で条件さえそろえれば他の道具でもできます。腕の長さや握力などの身体能力もさることながら、「いかに効率よくたくさん持つか」作戦を練る頭の良さも如実に関わってくるゲームです。
クラブバレー
所要人数:2人?~
必要な物:クラブ(人数×2+1)
勝利条件:バレーボールのルールに準ずる
ネットを挟んで1本のクラブを互いに押し付けあうゲーム。バレーボール代わりに使うクラブは、規定キャッチ数(基本は3回?)以内に自分以外の誰かにパスしなければならない。上手い人は本当にバレーらしく鋭いアタックや華麗なブロックや渋いレシーブを決めてくるのでシビレます。東京のほうにはクラブバレーの練習会もあるとか。一度行ってみたいです。
その他EJCでやってたやつ
Youtubeにアップされていた「EJC JUGGLING GAME」という動画には、以上で紹介したゲームの他にも様々なゲームに興じる参加者の姿が映されています。下記3つはその中からの抜粋です。
JUGGLING WHEEL BAREL
所要人数:6人~
必要な物:各自同じ種類、同じ数のジャグリング道具
勝利条件:より速くゴールにたどり着いたチーム
3人一組のいわゆる「手押し車」状態でジャグリングをしながらレース。ジャグリングをしていない「車」役の人が地味に一番しんどそう。
LONG DISTANCE PASSING
所要人数:4人~
必要な物:各自クラブ3本~
勝利条件:より長い距離をパッシングできたチーム
クラブパッシングをしながらどんどん離れていき、一番遠くからパッシングを続けられたチームが勝利。
DIABOLO BASKET
ディアボロトスによる玉入れ。勝敗の決め方は謎です。
まだまだあるぞ
名称や詳しいルールはわからないものもありますが、Youtubeではこんなゲームもありました。
「Group Juggle」という名のアイスブレークゲーム
ボールを交えたアルプス一万尺的な手遊び
100ポイント先取のキャッチ競争
1キャッチ成功ごとに1ポイント。ドロップ1つにつきマイナス5ポイント。ターン制でポイントを重ねていきます。
Juggling Posing Game
これは勝ち負けを決めるというよりも集団ブレインストーミングに近い印象。
シーケンスのアイディア出しとかによさそうです。
ローカルゲームの情報求む
ジャグリングのゲーム、改めて探してみると結構ありました。僕の個人的体験とネット上で確認できるだけでもこの数なので、サークル内など極めてローカルに伝承されているジャグリングのゲームはまだまだたくさんあるのかもしれません。
「こんな遊び方あるよ」という情報をお持ちのかたは是非教えてください。
ではまた!