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日々是ジャグリング

ジャグリングを通じて感じたこと考えたことを綴っていきます。

陽気なGODが地球を回す(ジャグリング的な意味で)―IaKOT第4回公演感想

どうも、ゴ~チョです。

さる5月21日(日)、名古屋にてIaKOT第4回公演を観てきたので感想を書きます。
「シアターパフォーマンスラボ」という、住宅街に突然現れる小屋にて18:30開演。約90分の上演でした。

www46.atwiki.jp

全体の構成、演出について

神様と辿るジャグリングの歴史?

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人類とジャグリングとの歴史を神様の視点から辿っていくという演出。
基本的にはオムニバス構成で各人がルーチンを披露していくスタイルでした。それを合間のナレーションと「神様」によってつなぎ合わせ、一貫した世界観を作っています。淡々としたナレーションで史実にしれっとジョークを織り交ぜながら、中世、江戸、明治、昭和、平成とその時代をイメージしたルーチンが披露されていきます。連続してルーチンを見せるオムニバス形式は、ともすれば疲れてしまいがちなのですが、どこか脱力ぎみのナレーションと合間の小ネタによってメリハリがつき、約90分間最後まで楽しめました。

素直な拍手が生まれた『ギリギリチャレンジ』

演目同士を緩やかにつなぐストーリーと、もう一つ特徴的な演出だったのが、「明治」と「昭和」の間に挟まれた『みにげえむ』もとい『第441回ジャグリングギリギリマスター(架空の数値にはジャグラブルな値を入れたくなるジャグラーの性よ...)です。

これは、下記の3種目をそれぞれ演者が挑戦し、任意に客上げされた観客にその「ギリギリ」を予想してもらう(当たったら景品つき)という企画でした。

  1. ギリギリ高さピルエット:3ボール3upピルエットのトスの低さのギリギリ。
  2. ギリギリリングわんこそば:一定時間内に首に掛けることができるリングの枚数のギリギリ。
  3. ギリギリシガーピルエット:シガーボックスの最大面を重ねた状態(僕は勝手に『アコーディオン』と呼んでいます)からのピルエットで保持できる個数のギリギリ。

以前の記事で、「不確定要素が連続公演のリピーターを生む」といったようなことは書きました。

 

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

しかしこの『第441回ジャグリングギリギリマスター』は、ただでさえ不確定要素たるジャグリング公演に、さらに不確定要素を持ち込むという、勇断とも暴挙ともとれる企画です(これ演者は楽しいけど進行役のMCが大変なやつや......)

 

蓋を開ければこの企画は勇断の方、むしろ英断でした。
実はルーチンだと、安定を狙うがゆえに能力の限界ギリギリの技は入れずにその一歩二歩手前で抑えるのが普通です。つまり言い方は悪いですが演者の実力の80%程度しか見られません。一方でこの企画は文字通り演者の「ギリギリ」を見せるわけですから、純粋に演者の100%を観て楽しむことができました。心なしか会場の拍手も暗黙の強要からではなく素直だった気がします。

個々の演者について

ほーしんさん(デビルスティック)

オープニングアクト。僕の眼が悪いせいで、彼が頭につけているものが「猫耳」だと気づくのに時間がかかりました(もう少し耳の大きいやつがよかったな)。寝起きの「のび」から始まり、『猫ふんじゃった』に合わせて操られるデビルスティック。客席を熱しすぎず冷ましすぎず、本編と関係ありそうでなさそうな演出で、オープニングアクトとして絶妙な仕事ぶりだったと思います。裸足だったのは猫だったからかな。


ねこふんじゃった | Black Cat Ballad

ティフみんさん(シガーボックス)

中世の、豊穣を祈る儀式としてのシガーボックス。イントロで某狩猟民族が頭を掠めましたが、あくまで農耕民族のイメージです。会場内の扇風機の影響か、やや不安定でしたが難易度の高いストールやスイング系の技を決めていました。裸足だったのは祭事のためかな(フットストールのためでしょう)。


姫神 神々の詩(海流バージョン) kamigaminouta (kairyuba-jon)

釜鳴さん(ボール)

あなたも裸足か。裸足だとピルエットしにくそうな床で、それでもガンガン回ってました。演者の中では最年長(?)ながら、おそらく最も運動量が多い、スカッとするルーチンでした。そして『ギリギリマスター』で魅せた180cm以下の低空ピルエット。2015年の『Puerta』公演で披露した30秒連続ピルエット記録ともあいまって、二つ名がつく日も近いのでは?

宿里さん(傘回し)

ここだけ世界観の完成度が異次元。衣装の和モダンな感じが良い(やっと演者が靴を履きました)。ボールを入れる藤カゴもお洒落。最後に大きく崩れてしまったのが残念でしたが、そこまでの技の安定感は素晴らしかったです。

山田さん(ディアボロ

さりげなく衣装がちゃんと昭和の芸人ぽいのが良いですね。そして抜群の操作性でした。Queenの疾走感ある曲ともあいまって、決め所でバチッと決まったときのカタルシスが尋常じゃない。


Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)

やまけんさん(リング)

舞台上でリアルタイムにTwitterを投影していく、まさに平成の申し子のような演出。リングの面の使い方が多様で、立体的なルーチンでした。そして暗闇タイム。円形の道具にあえて直線的に蓄光テープを貼ることにより、暗闇の中で回転がより際立って綺麗に見えました。物理的地理的諸々の制約がかなえば、ジャグリング・ユニット・フラトレスの『プラネタリウムと望遠鏡』再演時にぜひ出演してほしいなと思いました。

松岡さん(惑星)

地球をジャグリングする神様。冒頭では決して落とせず、終盤では確実にかつ自然に落とさなければならない、という地味に難しい役割をさらっとこなす辺り、やはり神様なのでしょう。神様のせいではないのでしょうが、メクリの文字はもう少し高い位置にあったほうが読みやすかったなと思いました。

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竹内さん(MC)

良い意味で、ご自身の緊張が伝わらない落ち着いた語り口で、公演の雰囲気に合った緩やかな進行をしてくれていました。

肩肘張らずに観られる公演

このブログでこれまで紹介したどの公演とも違う雰囲気を持った(これは『名古屋風』と呼んでよいのか)日曜夜の空気にふさわしい良い感じに力の抜けた公演でした。こんなふうに肩肘張らずに観られる公演が、身近でもっと増えたらいいなと思います。なんならもっと短い30分で、平日夜とかに。

ひとつ次回への要望を出すなら、予定所要時間をチラシやHPに書いてほしかった。「オムニバス式でこの演者の数なら90分くらいかな」と、アタリはつけていましたが、帰る時間がざっくりとしか読めないので他県から観に来た組としてはちょっとヒヤヒヤしてたんです。次回と言えば、IaKOTの第5回公演は東京の団体『社会人ナイト』とのコラボだそうで、こちらも期待大です。

ではまた!

 

ちょっと休憩―ブログ名・ハンドル名の由来

お題「ブログ名・ハンドル名の由来」

 どうも、ゴ~チョです。
ちょっとネタ切れしてきたので、今回は自分のことについて書こうと思います。

ブログ名『日々是ジャグリング』の由来

これは僕の生き方に対する願望戒めが混じっています。

 

学生時代はそれこそジャグリング中心の生活で、四六時中といえば言い過ぎですがジャグリングのことばかり考えて過ごしていました。それが就職してみると忙しさにかまけて日に日にジャグリングから遠ざかっていきます。学生の頃とまではいかずとも、日々のうちのちょっとした時間だけでもまたジャグリングのことについて考える時間を持とう、持ちたいという願望が一つ。

 

とはいえプロのジャグラーでもない限り(ときにはプロのジャグラーでさえも)この世の中ジャグリングのことだけ考えて生きていくことはできません。Googleアラート"juggling"をキーワード指定してみてわかったのですが、この単語はむしろ"家事と仕事、仕事と育児、仕事と趣味などの両立"という意味でよく使われています。人それぞれバランスは違っても、皆なにかしら複数の大事なものを同時に成り立たせながら生きています。そういった意味でも日々はジャグリングです。ひとつに偏ってはならない。自分なりのバランスを見つけなければという戒めがもう一つです。

 

ジャグリングそのもののブログというよりも(技紹介サイトや教則ビデオの類はそこそこあるので)、ジャグリングを日常に組み入れてしまった人が楽しめるもの、共感できるもの、「ジャグラー」が普段どんなことを考えているのか、「ジャグラー」という生き物がどのような生態をもつのか、そんなことを書いています。
煎じ詰めれば、自分がジャグリングを始めたころに読みたかった、あってほしかったブログを今作ろうとしています。

ハンドル名『ゴ~チョ』の由来

ハンドル名の『ゴ~チョ』は学生時代にパフォーマンスをするとき使っていたステージネームです。本名をこねくり回して出てきた音の並びを候補として、色々と意味を後付けしていった末に『ゴ~チョ』に落ち着きました。

複数ある由来

ダブルミーニング、トリプルミーニングな言い回しが好きなので、ステージネームにも複数の由来を盛り込みまくっています。

ヤマアラシの別名

「豪猪」と書いて「ごうちょ」と読みます。これは、ヤマアラシの別名です。心理学が好きだったので、心理学用語の「ヤマアラシのジレンマ」から拝借しています。

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ゴールデンチョコレート」の略

一部界隈ではミスタードーナツゴールデンチョコレートを「ゴーチョ」と略すようです。ゴーチョは僕も好きなので、拝借しています。

「ダンディGO氏にちょっとでもあやかりたい」の略

ステージネーム命名当時はシガーボックスをメインに習得しようとしていました。ダンディGO氏は『幸せ家族計画』というTV番組の、お手本の先生を務めていたほどのシガーボックスの腕前です。このブログでも時々お名前をあげさせていただいています。

 

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

そのダンディGO氏に少しでもあやかろうという下心も、「ゴ~チョ」には含まれています。

濁音と拗音のアンバランスさとリズムの良さ

が~まるちょば、グーチョコランタン、ジャパリパーク、etc...

濁音(濁点のつく音)と拗音(小さいヤユヨをもつ音)の組み合わせは、力強さを感じつつどこかとぼけた印象があります。濁音と拗音のアンバランスさとリズムの良さから、「ゴ~チョ」という音の並びは結構気に入っています。

"不器用"を意味する「ゴーシュ」のモジリ

宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』に出てくる「ゴーシュ」という名前は、フランス語で"不器用"という意味をもつそうです。どれだけ上手くなっても「自分はまだまだ不器用だ」と謙虚な気持ちを忘れないようにとの自戒も込めて。ただし、「ゴーシュ」そのままだと却って気取っているように見えそうなので、少しもじっています。

 

 

今後の予定

以上、今回は自分語りばかりであまり面白くなかったかもしれません。
今後の予定はいまのところこんな感じです。

  • 名古屋で『IaKOT #4』というジャグリング公演を観に行きます(5月21日)。
  • 『バズルジャグル』というジャグリングの漫画をチェックします(5月26日)。
  • シガーボックス大会を観に行きます(5月27日)。
  • 「ジャグリング検定7級までで作れるルーチン」企画検討中です(近日中)。

上記あたりを記事にしていきます。

ではまた!

 

大学を越えて新入生の憧れに―ジャグリングドーナツライブ2017感想(2/2)

どうも、ゴ~チョです。

さる5月6日(土)、Juggling Donuts Live 2017を観てきたので感想を書きます。
Juggling Donuts Liveとは、京都大学の団体である京都大道芸倶楽部Juggling Donutsが毎年5月に行う公演です。京都府立文化芸術会館のしっかりした舞台を使用して、無言劇を織り交ぜながらジャグリングを披露していく物語仕立てのショーです。
昼夜2回公演のうち、僕が観たのは夜の回です。昼の回をご覧になった方とは印象が異なるかもしれません。

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

の、続きです。個々の演者について書きます。

個々の演者について

少年1(デビルスティック)

堅実で丁寧なルーチン。ノードロップ(夜の部)は流石です。一番手というのはルーチンの完成度次第でその後の流れを良くも悪くも左右するので、彼は今回とても良い仕事をしていたと思います。

チンピラ(シガーボックス)

長身を活かしたダイナミックな足技とスイング技。ドロップはやや多めでしたが、最後の5シガーはキッチリ一発で決めてくれました。ただ、5個目の箱は「あ、自分でソデからとってくるんだ...」と思ってしまいました。贅沢を言えば5個目もティッシュボックスから出てきてほしかった。

子ども(ヨーヨー)

物語パートの演技が子どもの無邪気な感じが出ててよかったです。
ルーチンは、いい意味で「スピナーらしくない」動き。妙な色気があります。需要があるかは別として、女の子役も普通にこなせそうだなと思いました。
犬の足跡柄のパーカーが可愛い。

お父さん(ボール)

奈良大BLOSSOMぴよぴよチャンさんのブログ『ぴよっと花びらノート』にて、ジャグラーの生態について4分類する記事があります。

piyochan0blossom0.blog.fc2.com

この分類に沿って言えば、彼は生粋の「演技」志向ではないかと思います。今回の演者の中で、トーリーの流れと最もリンクしたルーチンを演じていました。父親が、子供時代への憧憬にひたる様子がとてもよく伝わりました。

チンドン屋ディアボロ

個人的には今回の演者の中で一番好きなルーチンです。音の拾い方が巧い。「U.F.O.の...」という歌詞部分に合わせて、スティックグラインドさせたディアボロをUFOっぽく見せていたところが特に好きです。


フジファブリック (Fujifabric) - 銀河(Ginga)

屋台のお兄さん(クラブ)

スイング系3クラブ4クラブの技を中心に推したルーチン。決めポーズ時のクラブの収め方がかっこいいです。時々入るフラットスローも良いアクセントになっていて綺麗でした。最後は5クラブカスケード。将来的には5クラブのスイング技も見てみたいですね。

少年2(デビルスティック)

少年1との差別化からか、デュアル(2本)メインのルーチン。デュアルメインでもルーチンを成立させてしまえるのは、技数の多さと確かな技術力の証拠でしょう。スティックをL字型に配置した状態からのダブルキックアップが斬新でした。今回の(というより毎回そう思いますが)スティッカー二人はどちらも上手ですね。ただ、それだけに、技術的な意味でも演出的な意味でも、願わくば仲直りした少年二人のペアルーチンが観たかった......

もはや伝統芸能

チンピラの荒っぽい力強さであったり、チンドン屋トリックスター性であったり、子どものイタズラっぽさであったり、どの演者もジャグリング自体の面白さを充分に残しながら、個々の役柄に沿ったキャラクターをしっかり演出していたと思います。本当に毎度思いますが、毎年一定水準以上の演者を安定して輩出するJuggling Donutsさんはすごいなぁと、羨望の念を禁じえません。ドーナツライブは今年も変わらず、大学の枠を超えて津々浦々ジャグリングサークル新入生の憧れの的となるのだろうと思います。

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ではまた!

毎年おどろきと革新を与えてくれる―ジャグリングドーナツライブ2017感想(1/2)

どうも、ゴ~チョです。

さる5月6日(土)、Juggling Donuts Live 2017を観てきたので感想を書きます。

Juggling Donuts Live 2017


Juggling Donuts Liveとは、京都大学の団体である京都大道芸倶楽部Juggling Donutsが毎年5月に行う公演です。京都府立文化芸術会館のしっかりした舞台を使用して、無言劇を織り交ぜながらジャグリングを披露していく物語仕立てのショーです。
昼夜2回公演のうち、僕が観たのは夜の回です。昼の回をご覧になった方とは印象が異なるかもしれません。

全体の構成

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舞台はお祭りの屋台通り。ストーリーの主軸は二人の少年。
二人は些細なことからケンカし、屋台のお兄さんにたしなめられ、チンピラに絡まれたり、チンドン屋に励まされたりしながら、最後には仲直りして一緒に花火を見上げておしまい。サイドストーリーとして、わが子を祭りで遊ばせている父親がふと童心に返る場面がありました。

演出について

踊る日本語文字

冒頭で目に飛び込んできたのは「くじ引き屋」「ヨーヨーつり」「準備中」の文字。僕がJuggling Donuts Liveを見始めたのは2009年からですが、舞台上に日本語の文字が登場したのは今回が初なのではないかと思います。無言劇ゆえか、例年は舞台上の「文字」は極力排除していたように見えます。出てきても英語だったりしたので、今回の舞台装置は妙に新鮮に感じました。

すがすがしいまでの伏線回収

「ヨーヨーつり」

 

演者欄にヨーヨーがある時点で絶対ここ絡めてくるよなと期待して見ていたら、見事に伏線回収してくれました。ベタ・オブ・ベタをさらっと入れるセンス、好きです。

多かった日本語ボーカル曲使用者

ジャグリング界隈の最近の傾向といえばそうですが、今回はルーチン曲に日本語ボーカル入りのものを使用する演者が多かった印象です(オフボーカル曲は2人だけ?)。ひと昔前の「ルーチン曲はオフボーカルのほうがよい」とする、いわゆる"常識"は廃れつつあるなと思いました。

照明演出の良さと惜しさ

少年二人が仲直りして、最後に花火を見上げるシーン。
客席側から花火が上がっている設定で、二人を照らす花火の光を照明で表現する演出がとてもきれいでした。背景に無理して花火のパターンを映し出すよりよほど美しくて好みです。
ルーチン中にバシッと照明を切り替えて盛り上がりを演出できるのも、改めて「いいなぁ」と思いました(小並感)
逆に今回、照明に泣かされたのはシガーボックスかなと思います。照らされた色の関係か、もともと黄色だったシガーボックスの色の区別がつきにくくなってしまい、色変え技の印象が薄くなってしまいました(正面の観客にはちゃんと見えていたのかも)。もう少し、裏表の色味を離したほうがよかったかもしれません。

その他気になったところ

中盤に一度、暗転がありました。舞台装置を片付けて大きく場面転換するのかなと思いきや、明転すると後ろにさりげなくディアボロがセットされただけのように見えました。何かトラブルがあって急きょ直したのかもしれませんが、あの暗転は別にしなくてもよかったのではないかと個人的には思いました。

 

袖幕の扱いがけっこう危うく見えたのも気になりました。チンピラとのドタバタ劇で騒がしく登場退場する演出はわかるのですが、その際にけっこう袖幕を揺らしていたので心配になりました。ディアボロを裾へ飛ばすのも、裏の照明機材や袖幕を破損させまいかとちょっと冷や汗が出ました。裏では万全の体制でガードしていたのかもしれませんが(中途半端に知識をもってしまうと変なところ気にしてしまってよくないですね...)

 

二人の少年の仲直り直後に少年2がデビルスティックのルーチンをします。彼の演技ももちろん素晴らしかったのですが、最後が少年二人の息のあったペアルーチンだったら......トーリー的により胸アツだったろうなと余計なことを考えてしまいました。

 

あと、最後はせっかくなら「Fin」じゃなくて「おわり」って日本語がよかったな...

 

個々の演者については次回投稿にて

全体的にわかりやすい場面設定で、ストーリーもすっきりしていて見やすい構成でした。最後にはカタルシスを誘う花火の演出で、観たあととても爽やかな気分になりました。メンバーは年々入れ替わっているはずなのに、毎年これだけ観客を魅了するものを作れるというのは、新しいものを取り込みつつも、歴々の先輩方の意思やノウハウをちゃんと受け継いでいるからなのだろうなと思うとただただ敬服です。

個々の演者さんについても書こうと思ったのですが、既にけっこう長くなってしまったので次の記事に回します。

ではまた!

 

ジャグリング界にヒーロー誕生?―華麗なる魂の戦士おてだまん

なぜあらわれたかって? たまたま‥だ


すみません、ゴ~チョです。

本日は子どもの日ですね。子どもたちのために各地でヒーローショウなどが催されていることと思います。そんななか、たまたま見つけたニューヒーローがこちらです。

www.otedaman.com

世界初!!お手玉アクションヒーロー おてだまん


世界初!!お手玉アクションヒーローショー「おてだまん®」PV

 

お手玉といいつつ、やっていることはほぼほぼジャグリングです。使っているボールはロシアンボールでしょうか(頭とひじひざについてるボールはビーンバッグっぽい)。それにしても5ボールカスケードが上手い。ただただきれい。それもそのはず、彼はパフォーマー派遣会社によって企画されたヒーローなのです。

株式会社スマイルエンターテインメント


お手玉の面白さを世の中にもっと浸透させたい」という思いから生まれたニューヒーロー。モノトーンに、カラーボールのアクセント以外は大きな遊びのないシンプルな衣装です。パフォーマンスするうえでその方が都合がいいということもありますが、スッキリと洗練されたコスチュームだと思います。
PVを見てみると、エクスチェンジ(技名)しながらチョップ、ピルエットしつつ回避、背面キャッチしながらパンチ、ネックキャッチしつつダブルパンチ...ヒーロー的アクションにジャグリングのトリックを巧みに織り交ぜています

 

簡単そうに見えて、サマになる形で両方成立させるの、けっこう難しいですよこれ。
しかも動画としてではなく、このような内容を実際のショウで演ずるんでしょう?
コンセプト的に対象は主に未就学児童から小学校低学年までくらいでしょう?

 

大勢の子ども相手にパフォーマンスをしたことがあるジャグラーならこの難易度の高さ、分かってもらえると思います。「日曜朝7:30からのTVヒーロー」で目の肥えた御児童の、集中を切らすことなくおてだまんの魅力を伝えることができるのか。そういう意味でも気になるヒーローです。

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頑張れおてだまん!負けるなおてだまん!!

タイトルロゴとかけっこう好みです。
一度実際のショーを見てみたいですね。

「おてだまん」は練習用ボールとレクチャーDVD制作のクラウドファンディングも募っていますので、応援したい方はぜひ。
(期限は5月9日までのようです。)

camp-fire.jp

ではまた!

 

ジャグリングの道具はどこで買えばいいの?―国内ジャグリングショップまとめ

フォースとともにあれ、ゴ~チョです。

本日5月4日はスター・ウォーズの日だということ、ご存知でしたか?
英語の月日の言い方と映画のセリフとの語呂合わせらしいですが、詳細はGoogle先生に聞いてください。

フォースより筋肉だ、筋肉は嘘をつかない!

そんなあなた、お手元の『Tarzan』の巻末特集をご覧ください。

Tarzan (ターザン) 2017年 5月11日号 No.717 [腹Super割] [雑誌]

Tarzan (ターザン) 2017年 5月11日号 No.717 [腹Super割] [雑誌]

 

 

なんと『Tarzan』に、ジャグリングショップの「ナランハ」が紹介されています。

『スポ具』...そうか、ジャグリングはある意味「生涯スポーツ」だものな。
そういえば、道具の入手先についてこのブログで書いたことがなかったので、今回まとめます(冒頭のつなぎに無理がある)

迷ったらナランハ

ジャグリングの道具って、どこで買えばいいんだろう...

迷ったら、ナランハ一択です。

www.naranja.co.jp

日本初のジャグリングショップであるナランハは、老舗だけあって扱う道具の種類が豊富です。また、一定額以上の購入によるディスカウントや、春の学生割などジャグリングサークルに優しいサービスも充実しています。道具と一緒に初心者用のインストラクションカードがついてくるので、すぐに教本や教則ビデオを買わなくてもしばらくは練習できます。実店舗を構える数少ないジャグリング専門店でもあるので、実際に足を運んで店員さんに道具について尋ねたり、道具を試しに触ったりすることができるのも利点です(関東圏でないとそうしょっちゅうは難しいですが)

 

ヨ○バシのおもちゃ売り場で見つけた!買っちゃお~

それは少し待った方がいいです。
大型家電店のおもちゃ売り場や大手ホームセンターに置かれているジャグリング用品にはよく見ると「ナランハ」の文字が...(恐らくナランハから仕入れたもの)。しかも大抵はナランハでの表示価格より割高になっています。どうせ同じものなら、ナランハで直接買った方がいいでしょう。

他にもたくさんジャグリングショップ

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ナランハでは満足できないあなたに、その他の日本のジャグリングショップを一挙紹介します。

RADFACTOR(ラッドファクター)

トップディアボロプレイヤー矢部亮氏監修の商品を中心に販売。
ディアボロバッグはディアボロプレイヤーの痒い所に手が届く設計です。
なぜかクラブを入れるのにも丁度いいサイズ感。

radfactor.net

ジャグリングショップMDF

ダンスパフォーマンスグループPaniCrewのKASSAN氏が運営するジャグリングショップ。
『となりの人間国宝』にも認定されました。

mdf344.wixsite.com

むごん劇かんぱにい/MGGサーカス・ジャグリングショップ

サーカス用品も充実のジャグリングショップ。

www.mugongeki.com

風船太郎オンラインショップ

あらびき団』でおなじみ風船太郎氏のオンラインショップ。
スタッキングシガーがしたいなら個人的にここのウッディシガーがおすすめです。

200083.com

きぞは工房

稀代のシガーボックス職人きぞはる氏によるWEBショップ。
他のシガーボックスに比べて群を抜く精度と頑丈さです。

www.boxmith.com

松屋商会

傘回し用の道具とジャグリングハットの販売。
松屋商会HP

レッツ大道芸

初心者向けのジャグリング道具をお手頃価格で販売することをコンセプトにしたネットショップ(商品はすべてAmazonでの展開)。

ジャグリングショップ レッツ大道芸 – EVERYONE CAN PLAY!

ピザ回しドットコム

ピザ回しに特化した超絶ニッチなジャグリングショップ。

pizzamawashi.com

PM Juggling

ジャグリングの雑誌『PONTE』が買えるWEBショップ。
道具の特注も受け付けています。

shop.pmjuggling.com

INO'S PLACE(イノーズプレイス)

北海道唯一のジャグリング専門店。
INO'S PLACE

ジャグリングショップ ハジャ

大道芸人ちゃんへん氏が運営する京都のジャグリングショップ。

ジャグリングショップ ハジャ

ジャグリングショップ デビュー

シンクロニシティさんの遊び心溢れるWEBショップ?

ジャグリングショップ デビュー

日本ディアボロ協会オフィシャルショップ

(2017.5.5追記)

ごめんなさい大事なところを見落としていました。

トレーディングカードゲームディアボロカードバトル」も販売。

diabolo.shop-pro.jp

 

海外ショップからの直買いや自作の道も

上記のショップでも飽き足らない方は、海外のショップから注文してみてはどうでしょうか。日本のお店では扱っていない道具を購入できたり、為替レートの関係で安く入手できたりします。

日本ジャグリング協会のサイトに海外のジャグリングショップリストがまとめてあります。ジャグリング道具ではないですが、dubeで売ってるTシャツとか可愛くていいですね。

日本ジャグリング協会 - ショップ

 

また、道具を自作する人もいます。自作の理由は、より安価に入手するため、自分好みにカスタマイズするため等さまざまですが自分で作った道具であれば愛着もひとしお。練習も捗ることでしょう。

お気に入りの道具を手に入れて、ゴールデンウィークはジャグリング三昧と行きたいものです。

ではまた!

 

"銀杏"で助走して"ドーナツ"にジャンプ?―関西ジャグラーにとっての『いちょう祭』

どうも、ゴ~チョです。
GWですね。今年は飛び石で微妙な感じですが。
僕はこの時期に毎年行くところがあります。
大阪大学の大学祭『いちょう祭』です。
今年は4月30日()と5月1日(月)の開催です。

ichosai.com


いちょう祭では、僕が学生時代に所属していたジャグリングサークルPatio
一般公開の出し物をしており、主にそれを観に行きます。

 

なぜ五月にイチョウ

大阪大学はこの『いちょう祭』と秋の『まちかね祭』の年2回、大学祭を催しています。

  • なぜイチョウが色づく秋の祭りが『いちょう祭』ではないの?
  • なぜ5月の祭りが『いちょう祭』なの?

と、疑問に思われる方もいるかもしれません。(僕も初めは思いました)

実はもともと大阪大学には創立記念日の5月1日を祝うお祭りしかなかったそうです。そして、イチョウ大阪大学のシンボルマークです。大学唯一の祭りに、大学のシンボルの名前を冠するのはごく自然なことですね。
あとからできた秋の大学祭に学内公募で名前を付けられたのが『まちかね祭』です。
ちなみに「まちかね」は豊中キャンパスがある地名の「待兼山」に由来します。

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"いちょう"が元祖で、"まちかね"はいわば後輩。
ですが、祭りの盛り上がり具合は"まちかね"の方が盛況な印象です。
というのも、いちょう祭が催されるのはGW近辺。その時期に下宿生は里帰りをしたり、部活やサークルは合宿を計画するため、出店・出展する団体の絶対数が、まちかね祭より少なくなりがちなんです。催事期間も、いちょう祭は2日間、まちかね祭は3日間と、"まちかね"の方が長く、気合が入っています。

ジャグリングサークルPatioにとっての『いちょう祭』

阪大のジャグリングサークルであるPatioは、いちょう祭でもまちかね祭でも同じように屋外の一画を借りて出し物をしています。幅広の階段をステージに見立てて、大道芸ともステージショーともつかない不思議な出し物を毎年披露しています。


2016いちょう祭 トレロ・カモミロ

彼らの熱量としては"いちょう"も"まちかね"も基本的に変わりありません。
僕が学生の頃は「"いちょう"は新入生歓迎の意味をもつ」と個人的に思っていたので、いちょう祭のときは

  • サークルに取り込んだ新入生によいお手本を示す
  • 取りこぼした新入生へのダメ押しの勧誘をする

といったようなつもりで、マニア受けよりもパフォーマンスとしての楽しさ・わかりやすさを重視してルーチンを作っていた記憶があります。

ジャグラーにとっての『いちょう祭』

いちょう祭は、関西の(は言い過ぎか...近畿圏、いや、京阪神の)マチュアジャグラーにとっては、ちょっとした恒例行事になっていると思います。OB・OGもこの日に集まり、簡単な同窓会が発生することも多々あります。

ここで、ジャグラーでない方には紹介の、いちょう祭常連ジャグラーには確認の意味も込めて、ジャグラーにとって「いちょう祭」がもつ意義について、整理したいと思います。

京都に向けての助走?

いちょう祭から約一週間ほど後に、今度は京都大学Juggling Donutsが主催するJDLJuggling Donuts Live)というステージショーがあります。

これの完成度が高いのです。毎年このJDLのステージを観るために、日本全国東西プロアマ問わずジャグラーが京都の文化ホールに集結するほどです。
京大には学力だけでなくジャグリングでも敵わないのか...とPatioの面々は毎度辛酸を舐めたり舐めなかったり。

いちょう祭は、そんなJDLに向けて観賞のテンションを上げていくための
いわば"オードブル"。


と捉えることもできます(卑屈が過ぎるかもしれませんが)

チャンピオンシップ挑戦者のお披露目

JJFチャンピオンシップという、現段階において国内で最も権威あるジャグリングの競技会があります。毎年ではありませんが、Patioにもそのチャンピオンシップに挑戦すべく腕を磨く学生がいます。いちょう祭はチャンピオンシップの数か月前に催されるため、挑戦者が肩慣らしにその挑戦作品をお披露目する場にもなっていたりします。

学外にも門戸をひらく披露の場

いちょう祭・まちかね祭ともにPatioの出し物には「有志・ゲストステージ」という枠があります。これは、他の大学祭でもあまり聞かない、阪大Patioならではのシステムだと思うのですが、名乗り出ればPatioでない人でもステージエリアに上がって自分のショーを披露することができるのです。最近では希望者が殺到しすぎたため先着の事前公募制になりましたが、僕が学生の頃は本当にその場のノリでOBのスゴイ先輩や他大学のスゴイ人がポンと出てルーチンを見せる。という感じでした。サークルの垣根を越えて演者と観客が入れ替わる、一種のダイナミズムをもった奇妙な風習です。

かなり下の後輩の中には、ゲストステージに出た他大学の学生のルーチンを観て感動し、その人がPatioのメンバーだと勘違いしてPatioに入会した。という嘘のような本当のエピソードの持ち主がいたりします。

興味をもった、次の一歩に『いちょう祭』

さて今回は、阪大いちょう祭についてジャグラーの偏った目線で書きました。
Patioの出し物は、なにぶん学生のお祭りなので内輪ネタが頻発するきらいはあるものの、投げ銭要らずで気楽に見られますし、個人的には充分楽しめるものだと思います。

 

ジャグリングに興味が出てきたけど、練習会に参加するほど自分が練習したいわけじゃないし、大道芸を観に行くのはちょっとハードルが高い...

 

という方には、いちょう祭はちょうど良いのではないかと思います。
団体のHPやTwitterでショースケジュールも開示していますので、
もしご都合がよろしければ、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか(もはや手前ですらない手前味噌)

大阪大学ジャグリングサークル Patio

大阪大学ジャグリングサークルPatio (@Patio_jug) | Twitter

ではまた!