日々是ジャグリング

ジャグリングを通じて感じたこと考えたことを綴っていきます。

今までルーチンに使った曲リスト(1 of 3)

 どうも、ゴ~チョです。ブログ内閲覧数ランキングを見るに、どうやらルーチンの作り方を知りたい方が多いようなので、過去の記事についてもう少し情報を補足していこうかと思います。

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

 まず、曲選びについて。
そもそもどんな曲がいいのかわからん!
具体例がほしい!

という方に、僕が過去にルーチンに採用した曲を紹介します。
 各曲にライナーノーツ気取りで、選んだ当時考えていたことなどを記憶の限り書き添えておこうと思います。何かのご参考になれば幸いです。思いのほか多かったので3部構成にしました。

 文中の「音先」は曲が始まってからステージに入場するタイプ、「板付」はステージの定位置についてから曲をかけ始めるタイプのルーチンです。詳しくは下記の記事の「板付⇔音先」の項をご覧ください。

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過去に使用した曲(第1部)

Glenn Miller『In the Mood』

イン・ザ・ムード

イン・ザ・ムード

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 ボールソロ。板付。高校修学旅行の有志ステージにて。苦々しきステージデビュー。教えてくれる先輩もおらず独自に集めた情報のみでなんとかそれらしい形は作ったものの、圧倒的練習不足とリハなし即本番のステージ上で、ガンガンにあてられた照明の眩しさにろくにボールが見えず予定の2割も技が見せられませんでした(ほとんどが運動部の仲良しグループでエントリーするステージに単身挑んだ心意気だけは買われたのか、教頭特別賞をいただきました)。
 曲はその当時ハマっていた100均のジャズCDから3~5分ぐらいでテレビでもよく聴く曲を選びました。なんとなくメロディが単調なものは避け、起承転結も気にしながら選んだ記憶。選曲自体はそんなにわるくなかったはず。

MONKEY MAJIK『Around The World』

Around The World

Around The World

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 ボールソロ。音先。大学1年7月、新入生向けに学部独自のお祭りがあり、そこのステージに出演。5月にサークルの先輩方の演技は見ているものの、本来1年生のステージデビューは11月の学祭の頃なのでかなり無謀。高校の苦い記憶があったのでこのときはしっかり準備して臨み、それなりに反響を得られました。
 曲はその当時ハマっていたMONKEY MAJIKから。TVドラマ『西遊記』の主題歌にもなっていた曲です。当時はルーチンに使われる曲はボーカルありよりもインスト曲(楽器演奏のみの曲)のほうが圧倒的に優勢でした。ただ、英語ボーカルは「日本人の耳にはほぼ楽器」理論でグレーゾーン扱い。この曲、4分10秒あるので技数の少ない1年生にはちと長いのですが、無駄なタメやアオリを入れてなんとか乗り切りました。

MONKEY MAJIK『雪合戦』

雪合戦

雪合戦

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 ボールペア。音先。これがサークルとしての正式ステージデビュー。曲のどの部分をペアパートにして、どこでソロパートを入れるか相方と相談しながら作っていきました。
 またしても「日本人の耳にはほぼ楽器」理論で英語ボーカル。ペアルーチンの場合は、相方とのタイミング合わせが必要なため、「~と歌いだすところで」等と共通認識として歌詞が利用できたのはボーカル曲のよいところかもしれません(拍や秒数ではうまく認識できなかった僕たち)。この曲のようにフェードアウトで終わるものは、締まりきらずルーチン曲では避けられることが多いのですが、「最後の大技を1、2回やり直しても帳尻を合わせやすい」という目論見でフェードアウト採用となりました。

栗コーダーカルテット『Power to the People』

 シガーボックスソロ。板付。2年4月。コミカルさを出したかったが、リコーダーの音がスピーカー越しだとあまり前に出ず聞こえづらいのと、曲のコミカルさに反して動きと表情がめちゃ堅かったので周りの評価はよろしくなかった。

東京スカパラダイスオーケストラ『The Pirates』

 シガーボックスソロ。音先。2年5月春の学祭。『Power to the People』の失敗を踏まえてドラムやベースの音がしっかりした曲を選択。特にシガーボックスは拍のしっかりとれる曲だと、観ている側もノリやすいようです。曲の合間に入る掛け声や、トランペットの特徴的な音に合わせて面白い動きをするいわゆる「音ハメ」をこの頃から意識しはじめました。スカパラは「音ハメ」をしやすい特徴的な音が多く、拍もとりやすいので古今東西様々なジャグラーに愛用されていますね。

Les Freres『宝石』『宝探し』

 シガーボックスソロ。曲編集あり。板付。2年11月秋の学祭。先にシガーボックスをピアノ柄にするアイディアが生まれ、それに合わせてピアノ曲を探しました。Les Freresレ・フレール)は他にもっと楽しい曲がたくさんありますが、このときはグループの最後の演目を任されていたので、なんとなく厳かさをだすためには長調より短調がいいかと思いこの曲に。演出上ステージに出ずっぱりのままルーチン開始だったので、道具を準備する時間稼ぎに『宝石』を『宝探し』のイントロかのように使いました。アルバム内でも連続して収録されており、ふたつでひとつの曲かと聞き間違うほど移行に違和感がありません。

Les Freres『For Kids'』

 ボールペア。曲編集あり。音先。後輩のステージデビューのアシストとして出演。上記の『宝石』ルーチンと同年。アーティストが同じなのは曲探しをサボったのではなく偶然。先の4つの文末で韻ふんじゃってるのも偶然。こちらの曲は題名からも想像できるとおり楽しげな曲調。フレッシュさを出したかった。

MONKEY MAJIK『カンパイ』

カンパイ

カンパイ

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 シェーカーカップソロ。板付。2年秋の学祭。ジャグラーの間では「ネタルーチン」と呼ばれる、ジャグリング技術よりも笑いの要素に主眼をおいた作品が存在するのですが今回はまさにそれ。ドーナツ合宿で覚えたてのシェーカーカップを見せたかったのと、「カンパーイ」の歌詞に合わせてカップを高らかに掲げたかっただけのルーチン。

第2部へ続く

以上、高校生~大学2年秋までのルーチン曲でした。振り返ってみるとMONKEY MAJIK率が高いです。