どうも、ゴ~チョです。
非ジャグラーの方とお話ししていると、ごくまれに
「昔、教えてもらって実は3個はできるんだよねー」
という方がいらっしゃったりします。3個のトスジャグリングの最も基礎となる技を「カスケード」といいますが、そのカスケードができる、という方ですね。初めてできるようになったばかりのうちはカスケードができるだけでも楽しいのですが、
さて、次は何を覚えればいいのでしょうか?
近くにジャグリング経験者の友人・知人がいれば、教えてもらうのが一番の早道です。ただ、そうもいかないという方に“カスケード後”の練習方針について今回は提案します。
初心者~中級者までの道のりを示す「ジャグリング検定」
まず、教則本や教則ビデオがあります
まず、ジャグリングの技を基礎からやり方まで解説した書籍は、存在します。日本語の書籍では、『ボールジャグリング入門』という本や、『ボールジャグリング百科』という本があります。
- 作者: チャーリー・ダンシー,井上恵介
- 出版社/メーカー: 遊戯社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 10回
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けっこう大きい書店に行っても置いているかどうかは五分五分の本なので、入手するにはナランハさんか、通販を利用してください。
初心者向けの教本ビデオでは『ボールジャグリング テクニカルビデオ』がわかりやすいと思います。こちらもナランハさんで購入できます。
これらの資料を使って、“カスケード後”の技を身につけていくとよいでしょう。かくいう僕も『ボールジャグリング入門』にはお世話になりました。今ではYoutubeなどの動画サイトにチュートリアル動画を投稿している方もいます。英語のできる方は検索窓に「juggling tutorial」と入力すると、けっこうマニアックな技の解説動画が見つかったりしますのでお試しあれ。
と、このように「次の技」については実は選び放題。
奥深いジャグリングの世界へようこそ!
というわけなのですが、これだけでは広大な荒野にぽつんと置いて行かれたようなもの。それで燃える方もいるかもしれませんが、多くの方は途方に暮れると思います。
そこで、広大かつ深遠なジャグリングの世界に迷い込んだ初心者の方々にひとつの道筋を示し、個々人の目標を定める目安となってくれるのが、今回紹介するジャグリング検定です。
ジャグリング検定とは
ジャグリング検定とは、日本ジャグリング協会が創設したボールジャグリングの技術を測る検定です。
初心者を主たる対象に、5ボールカスケード習得を最終目標とした際の段階的なレベル設定で、10級から1級まであります。各級の技は、「上位の級を身につけるために必要な基礎」と「将来5ボールまで投げられるようになった際に自分でどのような方向性にも進んでいけるような基礎」の二つを基準に選考されています。今のところ、級位認定は年に一度のイベントJapan Juggling Festival(過去記事参照)内でのみ行っているようです。級位が認定されると、認定証がもらえます。(ちなみに僕も1級持ってます)
1級取得なら「初心者」は卒業
ジャグリング検定1級が取得できれば、個人的所感では少なくともボールに関しては「中級者」を名乗っていいと思います。そこからは、投げる数を6個、7個と増やしていく「ナンバーズジャグラー」を目指すもよし、ボール3個の技をひたすら極めていく「手元系ジャグラー」や体術重視の「ボディスロー系ジャグラー」を目指すもよしです。もちろん当面の目標を1級より下位に設定してもいいと思います。
ボールが3個から4個に増える境目がちょうど7級になるので
「7級取得までを目標にする」
というのもありですし、ボールが5個に増える手前の
「3級取得までを目標にする」
というのも一つの道です。自分なりの目標を決めてみてください。
また、ジャグリング検定の技について、習得のコツや関連技、技にまつわる面白エピソードなどを交えて紹介していく記事を書いていますので、そちらもよければご覧ください。↓↓↓
それぞれの技には解説動画つき
下記リンク先の検定表には、各技の名前にそれぞれの技の動画リンクが貼られています。
また、手前味噌ながら下のinstagramアカウントで検定技の紹介動画を投稿しています。
練習の指針にいかがでしょうか
さあジャグリング検定、“カスケード後”の練習の指針にいかがでしょうか?
ところで、ジャグラーの方はご存知だと思いますが、ジャグリング検定の最終難度1級を取得したからといって「ジャグリングマスター」ということにはなりません。逆にジャグリング検定の技ができなくてもスゴイジャグラーの方はいくらでもいます。
「ジャグリング」という山があったとして、ジャグリング検定は今後どのような道に進んでも潰しの利く“標準的な登山道”といったところでしょうか。いやむしろその手前の“登山口までの案内道”かもしれません。
そこから敢えて“獣道”にすすむジャグラーもいますし“断崖絶壁”に挑むジャグラーもいます。“景色のいい道”や“先達がたくさんいる道”を選んでもいいでしょう。たくさんある道のなかで、もし同じ道を選ぶ人に出会えたら、そのときは登山家のように笑顔で挨拶を交わしたいものです。
ではまた!