こんにちは。ゴ~チョです。
前回投稿の前編ではあまり良いことを書けなかったのですが、
気を取り直して後編いってみましょう。
始めた当初は気づかなかった、ジャグリングの良い点について書きます。
ジャグリングの意外な副産物
初対面でも覚えてもらいやすい
これは意外ではないかもしれませんね。
比較的変わった趣味であり、簡単な技なら(平常から道具を忍ばせておく必要はありますが)その場ですぐに披露できるので、相手の印象に残りやすいみたいです。僕は新入社員配属はじめの朝礼で披露して、一発で名前を覚えてもらえました。
楽曲の検索能力が上がる
喫茶店でたまたま聞いた曲、テレビCMでワンフレーズだけ使われていた曲、すごく気に入ったんだけど曲名がわからない。
ジャグラー に聞いてみてください。すぐに特定してくれるかもしれません。
何か音楽をかけて気分を落ち着かせたいor盛り上げたい。
ジャグラーに聞いてみてください。あなたの気分に合わせたプレイリストを作ってくれるかもしれません。
なぜならジャグラーは(少なくとも僕は)、「ルーチン」に使えそうな曲に対して四六時中アンテナを張り巡らせていますから。
ここで「ルーチン」について簡単に説明します。
我々ジャグラーはジャグリングを人前で披露するとき、短時間であればBGMなしで行うときもありますが、BGMをかけて音楽に合わせて技を繰り出していくことが多いです。音楽に合わせたひとまとまりの技の流れを、我々は「ルーチン」または「ルーティン」と呼びます。(ルーチンに関する詳しい話は下記記事へ)
映画やドラマを観ていていい曲が流れてきたらサウンドトラックをチェックします。店内で流れる音楽が気に入ったらおもむろにスマホを取り出しShazamを起動します。
そのせいか、バラエティ番組を観ていても、
「あれ、この曲は別のアニメのサントラ。放送局違うけどいいのか?」
「感動シーンでまた『パッフェルベルのカノン』使ってるわ」
「自動車のCMは『Carnival』好きやな」
みたいなことを次々と思ったりしてしまいます。(僕だけかもしれません)
興味の幅が広がる
まず、僕の場合、始めた当初は例にもれず「ジャグリング」とはトスジャグリングのことだと思っていました。ところが続けていくうちに他にも様々な「ジャグリング」があることを知ります。練習会や交流会などで、他の人が楽しそうに他の道具を練習しているのを間近に見ると、自分も少し触ってみたくなります。
上のような興味の広がりは「ジャグリング」の定義の範囲内ですが、ジャグリングをきっかけに、まったく別の趣味に興味を広げていく人もいます。
ルーチンに適した曲を探しているうちに、それまで聞くことのなかったインストゥルメンタルにハマったりします。
この曲が気に入ったけどもう少し短くしたいといって音楽編集ソフトを探し始めます。
かっこいいパフォーマンスビデオを作りたくて動画編集に手を出したりします。
ジャグリング中の自分の身のこなしを綺麗にしたくて、ダンスの技術が気になり始めたりします。
DIY力が上がる
ジャグリング道具って、けっこう高いんです。でも、練習を続けるうちにどんどん傷んでくる消耗品でもあります。そうしょっちゅうは買い替えられないということで、特にボールについては自作する人がけっこういます。クラブやシガーボックスについては、いちから作るのではないにしても、道具の一部分を少し修繕したり、シール状のシートを貼ってデコレーションしたりすることも多いので、ホームセンターとは仲良しになれます。
中にはDIYが高じて自作ジャグリング道具の通販サイトを立ち上げた方もいます。すごい。
↑関西が誇るシガーボックス職人、きぞはるさんの商品購入ページです。
たぶん、他にもある
好き勝手書きましたがこれらもあくまで個人の見解、効果に個人差はあるかと思います。また、ここに挙げられなかったジャグリングの良い点もまだまだあるかと思います。
ジャグリングで一番いいのはその定義の広さ、曖昧さゆえに「辞めどき」がないことかなと思います。人前で披露するだけがジャグリングではないですから、そのときの自分の身体能力に応じて、扱える道具で「ジャグリング」に挑戦していけばいいのです。
生涯つきあえる趣味って、いいものですね。