どうも、ゴ〜チョです。
今回ご紹介する技はビハインドザバックです。後でも紹介しますがこの技は1級の選択技であるバッククロスのための練習技でもあります。ここできれいなフォームを習得しておくとバッククロスの練習が少し楽になります。
ビハインドザバック(behind the back)
どんな技?
上の3番目の動画の技です。文字通り、ボールが背中(the back)の後ろ(behind)を通って肩越し(あるいは頭越し)に戻ってきます。単発1回で技としては成立です。左右連続でやるとバッククロスという別の技名で呼ばれます。アンダージアームやアンダーザレッグと同様、これもボディスローに分類される系統の技です。今まで出てこなかった投げ方。肩周りのストレッチは入念におこなっておきましょう。
肩越しと頭越し
PYGMIXさんの動画では肩越しのパターンと頭越しの2パターンを紹介しています。
ざっくりいえば、肩越しは低い軌道でバッククロスをしたい場合に向いています。例えば、3ボールプレイヤー等は短いテンポで多種類のボディスローを組み合わせて見せることが多いため、低い軌道で早くボールが戻ってくる方が何かと都合がいいのです。
逆に、頭越しは高い軌道でバッククロスをしたい場合に適しています。3upピルエットの投げを全部ビハインドザバックにしたり、5ボール7ボール9ボールでバッククロスをしたいならば頭越しのほうがやりやすいでしょう。
肩越しの例(1:27辺り他)
頭越しの例(0:25辺り)
Ty Tojo 9 Ball Backcross World Record !!!!!!!
ここでは直近に覚えるであろう技との組み合わせを考慮し、肩越しのパターンを想定して話していきます(どっちもできるに越したことはないです)。
そこまでぐっと入れない
肩周りのストレッチは入念に
とはいうものの、恐らく最初にイメージしているほどは肩を酷使していません。
「反対側の肩から超えて出てくるように投げるんだったら、手をけっこう奥までもっていかないといけないんじゃないの......?」
と思うかもしれませんが、そうするとボールが前ではなく横に飛んでいきがちです。また、その状態のまま無理やり前に飛ばそうと肩をひねると痛めてしまいます。イメージとしては、身体の前で投げていた普通のカスケードの軌道をそのまま後ろにもってきた感じです。身体の中心軸、ちょうど背骨のあたりで投げるように意識しましょう。
こんな技につながる
- バッククロス(1級選択技)
- オーバーザショルダー(検定外)
- アラウンドザショルダー(検定外)
バッククロス、とにかくこれに尽きます。オーバーザショルダーは、ビハインドザバックと同じように後ろ手でボールを投げて、投げた手と同じ側の肩を越えてボールが戻ってくる技です。"つながる"といえるかどうかは微妙なところです。アラウンドザショルダーは、ビハインドザバックとオーバーザショルダーを交互に繰り返すことでボールがぐるぐると同じ肩の周りをまわる技です。ショーでは客席に正対せずに横向きで見せることの多い技でもあります。
どうせならバッククロスを見据えた練習を
おそらくビハインドザバック単発は、多少軌道が乱れていてもカスケードが安定している人ならばどうにかこなせると思います。
ただ、そこで満足せず後々のバッククロスを見据えた練習を今のうちからしておきましょう。単発ができたら、今度は片方だけ連続で、または一つおきで左右交互に(ちょうど同じボールだけをずっとビハインドザバックで)投げる練習をしてみてください。1級選択技であるバッククロスは検定に出てくるのはまだまだ先です。しかし、習得までに根気のいる技なので早めに、気長に準備をしておいたほうがいいかと思います。
ではまた!
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......エダ話、次の技はコチラ「フラッシュ1クラップ」(予定)