日々是ジャグリング

ジャグリングを通じて感じたこと考えたことを綴っていきます。

【検定7級】ラリーにしては超のどか!―技の枝話その10:ジャグラーズテニス

 最大火力がまだまだ先に控えていることもさることながら驚くべきは、威力を108段階にまで細かく調節できる繊細なボディコントロール……ゴ〜チョです。

 今回は、ハーフシャワーに続くオーバーザトップ応用3兄弟の第2の刺客、ジャグラーズテニスをご紹介します。

f:id:juggling-gohcho:20190430032435p:plain

(ハーフシャワーって何?な人はコチラ) juggling-gohcho.hateblo.jp

 

(オーバーザトップって何やっけ?な人はコチラ) 

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

ジャグラーズテニス(jugglers' tennis)

どんな技?

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 糟啓堂(そうけいどう) (@sokeido_inuijuku)

 上の4番目の動画の技です。文字通り(?)テニスのラリーが続いているようにひとつのボールだけが外側の軌道を行ったり来たりする技です。ラリーという意味ではテニスでなくてもバレーボールとか卓球とか、バドミントン、

セパタクローとかでも良かったのでしょうけれども、、、

蹴 -JUST FLY HIGH- [DVD]

蹴 -JUST FLY HIGH- [DVD]

 

 

まあやはり欧米だとテニスが最もポピュラーゆえにこの技名になったのでしょうね(もう少しふわっと「ジャグラーズラリー」みたいな名前でも良かった気もしますが)。いかんせん名前が長いので、単に「テニス」と呼ぶこともあります

一個だけ仲間はずれにする

 この技の理屈としては、左右でタイミングをずらしてオーバーザトップとカスケードを交互にやると、こんな感じになります。慣れないうちは一個だけ違う色のボールを混ぜて「このボールだけいつもオーバーザトップ!」と意識しながら練習するとうまくいきます。

こんな技につながる

 あんまりない……
 4ボール版のテニスくらい

 ただし、「特定のリズムで一個だけ違う種類のトスをし続ける」という感覚は、後々けっこう役立ちます。1級の選択技に出てくるようなバッククロスを筆頭とする、連続ボディスロー系やキャッチ変化系技を練習する際、難易度を一段階下げた練習メニューとして「テニスのリズムでボディスロー」をやったりします(あくまで僕個人が先輩に教わり、実感として役に立った方法だというだけで、普遍性があるかどうかは不明です)

 それから、ショーなどで連続ボディスローをする前にテニスのリズムでボディスローを挟むと、いきなり連続で始めるよりもボディスローの密度が段階的に高められていくのがお客さんの目にもわかりやすくなり、拍手をもらいやすくなったりします(客層にもよりますが)

 あと、動きとしては全然関連性がないのですが、本当にテニスボールとそのケース(Tennis Balls and the Can)を使ってジャグリングするジャンルがあったりします。


Awesome Tennis Ball + Can Juggling Tricks


Juggling with Tennis Balls and the Can, Demonstration by Niels Duinker

ラケットまで投げちゃってるのもあります。


Let's See Roger Federer Do THIS! 🎾

序盤の心強い仲間

 基本的にジャグリング検定の表に沿っているので、ジャグラーズテニスのご紹介は10番目になってしまいましたが、僕自身がこの技を覚えたのはもっと早くてカスケード、オーバーザトップの次、3番目に覚えた技でした。技の難易度と紹介順は必ずしも比例しないので、練習する際は律儀に順番を守らなくても大丈夫です。今挑戦している級の技に行き詰まったら、気まぐれにもっと上の級の技を先取りで練習してみても構いません。その人との相性なのか、案外そちらの方がすんなり習得できてしまう場合もあります。
 軌道変化系の技ですがサイトスワップ的にはカスケードと同じ"3"で、カスケードから入りやすく、カスケードからの動きの変化がわかりやすいため、ジャグリングを覚えはじめのショー作りでは非常に重宝します(「覚えはじめの」といいつつ僕のルーチンには未だにこの技が入っています)
 以前の投稿で423を「トスジャグリング界のイーブイ」と表現しましたが、ジャグラーズテニスは序盤の心強い仲間ということで「ポッポ」あたりではないかなと思います。僕は赤緑でヒトカゲを選んだので、ニビシティジムのイワークの「がまん」にはポッポの「すなかけ」戦法がなければ乗り越えられなかったでしょう。(初代のポケモンばかり名を挙げているのは、つまりそういうことだ......)

ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit ポッポ

ポケモンセンターオリジナル ぬいぐるみ Pokémon fit ポッポ

 

 ではまた!


......エダ話、前の技はコチラ「423」

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

......エダ話、次の技はコチラ「1アップ2アップ」

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

......記事を読んでも動画を観てもうまくいかない人は、ジャグラーの知り合いに直接教えてもらいましょう。ジャグラーの知り合いがいない方は、糟啓堂ジャグリング教室へ。zoomでのリモートレッスンも承っております。

sokeido.com