どうも、ゴ~チョです。
さる5月13日(日)、名古屋にて『IaKOT×社会人ナイト』の公演がありました。
前回のIaKOT第4回公演から一年、今回は社会人ナイトとの合同公演です。
前回の感想はこちら
なんだかんだ社会人ナイトのステージをちゃんと観るのは初めて(WJDのゲストステージは観たことがあります)だったので、コラボ公演が告知されたときから楽しみにしていました。以下は昼の部を観に行った感想です。
IaKOT×社会人ナイト
(ポストカード買いました)
「IaKOT×社会人ナイト」 - IaKOT - アットウィキ
前回、僕が愚痴ったせいかわかりませんが、公演時間を事前に書いてくれるようになりました。
加えて、会場の注意事項がTwitterでまとめられていました(見たのに靴袋持参を忘れましたごめんなさい...)。
その前に少し社会人ナイトの紹介を
確かな技術と大人の遊び心をモットーに不定期活動のジャグリングユニット社会人ナイト!
――Facebook団体ページより引用
紹介といっても、結成年も、現在の正式メンバーも、活動拠点も、ネット上には記録がないので(記録!記録をして誰か!)僕の口から語りうる情報はほとんどないのが正直なところなのですが......
2012年時点では既に活動を開始、2014年にTwitterアカウント、Facebookページを開設、不定期公演でふと思い出したように現れてはまた日常に戻っていく団体、それが「社会人ナイト」です。このユルさでよく(いやこのユルさだからこそ?)団体として続いているなあと個人的にはしみじみ思ったりします。
とは言いつつ、メンバーの技術は全然ユルくないです。
今回出演のKiMさんは2008年と2011年のJJFチャンピオンシップ出場者、たくぞーさんは2011年と2014年のJJFチャンピオンシップ出場者です。市川卓さんは「マジック・ジャグリングを主体としたエンターテインメントチーム」夢奇房の過去作品に4度出演、ジャグリング・ユニット・フラトレスの旗揚作品にも出演し、最近ではパフォーマンス演劇集団aubeの第2回公演『雨中で踊る』にも出演するなどジャグリングの舞台作品にて精力的に活躍されています。サクユさんは2016年moai cup優勝者です。
常に活動を共にする組織というより、普段は単独活動だけど有事の際には集まって力を発揮する、ドラえもんズとかアベンジャーズみたいな認識が近いのかなと思います。
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......さて、次からが本演の感想です。
らっしー(ボール)
神戸大JUG六出身のらっしーさん。学生の頃から活躍を見てきた方なので、社会人になっても達者にジャグリングしている姿が観られて何よりでした。日頃の溜まった鬱憤をアボカドもといボールに叩きつけるような力強いルーチンでした。
yonige -アボカド-【Official Video】
磯部拓海(ディアボロ)
じゃぐたくさんこと磯部拓海さん。映画『君の名は』を一分ずつ解説するブログも(僕の中で)有名です。
ディアボロの、息もつかせぬ技の応酬。会場の熱量を一気に上げた印象です。
釜鳴志朗(スタッフ&ボール)
今回ボール、スタッフ、クリスタル、カップス、クラブと大活躍の釜鳴さん。スタッフを構えた立ち姿が勇ましかったです。相変わらず裸足にあの床はピルエットと相性悪そうですがお構いなしに回る回る。衰えぬ運動量に敬服です。
宿里美緒(傘回し&扇子)
イントロ始まった瞬間から照明赤を浴びる立ち姿に既に「おぉぉ世界観……」と唸ってしまいました。曲はアニメ『魔法使いの嫁』のOPテーマ。原作ファンなので曲を聴くとそちらの情景がちらついてしまうのですが、宿里さんの表現もアリだなぁと思いました。幕間の小ネタで5ボールフラッシュを決めた際の喜びようが可愛かった。
JUNNA 「Here」Music Video (short ver.)
コータロー(ボール)
矢印とボールを用いたペアルーチンから連なるようにして始まるコータローさんの作品。観ていてつい真似したくなるアイディアに溢れています。個人的には昨年のJJF作品よりも今回の作品が好きです。
櫻井裕介(シガーボックス)
同じ構図で始まり、入りを微妙に変えて同じ構図に収束する感じがとても好みです。ポイのショートルーチンにアフレコした『コント 合コン』もたいへん面白かったです。
たくぞー(クラブ)
たくぞーさんのルーチンが始まる前の
「邪魔者もいなくなったし、ルーチンでもするか」
というセリフ
ものすごく共感できますし、普段から何度となく心の中で呟いてる感が声に滲み出てました。火力と茶目っ気のハイブリッドルーチンは、エンタメとしての完成度高いなあと毎度毎度思います。
KiM(ポイ)
「達磨さんが転んだ」に合わせて連続ストールをしれっと決めるKiMさん。ネタ作品で技術力をさりげなく見せつける感じがかっこよかったです。ライトポイの軌道もめちゃくちゃ綺麗でした。
市川卓(ボール)
本来は無音から始まるルーチンだと思いますが、天候による偶然の産物、雨音もタカシさんの空気感に合っていて、合いすぎて「これこのまま無音で続けられても充分観てられるなぁ」と思いながら観てました。難易度の桁外れっぷりに客席から笑いが起こっていたのも印象的でした。
合間合間の遊び心
インディアンポーカーを模した遊び、ロイヤルストレート(9、10、J、Q、K)からのアナグラム的なタイトルコール、寸劇、コント、専門外道具チャレンジに異道具トレースそして演者全員による大団円。各演者のソロルーティンは勿論、合間合間も楽しませていただきました。そして何より演者さん自身も楽しそう。
やっぱり自分はジャグラーなんだなぁと実感
本番から一週間以上たってしまいましたが、改めて演者、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
前日に僕自身がマジックとジャグリングの混合公演に出て、昨日の今日でこの公演を観に行ったのですが、やはり漂う空気感が全然違いますね。ホームグラウンドの空気というか、ジャグリングのこういった肩肘張らない気さくな公演っていいなと改めて思いました。
ではまた!