どうも、ゴ〜チョです。
さて、ジャグリング技の枝話、今回は「オーバーザトップ」です。
カスケード、1アップで少々ふざけ要素が多かったので今回はやや真面目に技を紹介します。
(......枝話、前の技はコチラ)
オーバーザトップ(over the top)
どんな技?
上の5個目の動画の、ピンクのボールの動きにご注目ください。
カスケードから始めて、腕が内回り(体の中心を手が下から上へ通過)に動いていたのが、ピンクのボールを投げるときだけ外回りになっています。
反対側から飛んでくるボールの最高到達点(top)を越える(over)ように投げるため、“over the top”と呼びます(たぶん)。カスケードでは反対側から飛んでくるボールの下をくぐらせるように投げていますから、カスケードの途中にオーバーザトップを挟むとボールの軌道が変化してちょっとしたアクセントになります。
しっかり「待つ」ことが大事
軌道だけでなく、キャッチのリズムも少し変わります。オーバーザトップで投げたボールのキャッチは、逆の手が若干待つかたちになるので、初めのうちはオーバーザトップにつられて他のボールの軌道も乱れるかもしれません。
どうしても行き詰まったら、「待つ」練習もメニューに取り入れましょう。
待つ練習には、1アップ(カスケードの途中でボールを一つだけ高く投げ上げる)がちょうどよいと思います。新検定では1アップも選択技に入っているので一石二鳥です。
ちなみに、カスケードでやっていた投げ方を「インナースロー」、オーバーザトップでやる投げ方を「アウタースロー」と呼んだりもします。
1粒で4度おいしいオーバーザトップ
オーバーザトップができたら次に覚えたい技が、下記の3つです。
- ハーフシャワー(8級選択技)
- ジャグラーズテニス(7級選択技)
- リバースカスケード(6級選択技)
やや大げさですが、オーバーザトップは、上の3つの技をするための登竜門とも言えます。
と言うよりも、オーバーザトップ自体が、「アウタースローを単発でさし挟む」技であり、投げ方の観点において上記3つとオーバーザトップを合わせた4つの技は、いわば兄弟のような関係です。アウタースローの観点からその4つの技を説明すると下のようになります。
基本形カスケードから、
- オーバーザトップ⇒アウタースローを単発でさし挟む
- ハーフシャワー⇒右手(または左手)だけずっとアウタースロー
- ジャグラーズテニス⇒特定の一つのボールだけずっと左右でアウタースロー
- リバースカスケード⇒両手ともずっとアウタースロー
つまりオーバーザトップを左右どちらの手でも自在にできるようになれば、その時点で新たに3つの技ができることになります。まさに、1粒で2度どころか3度も4度もおいしい技です。
今後の検定技でも大事な要素
ちなみにアウタースローの要素は、ジャグリング検定で今後登場する下記の技などにも含まれています。
- ウィンドミル(6級選択技)
- ミルズメス(5級選択技)
- シャワー(5級選択技)
ジャグリング検定の道において、どうしても避けて通れないのがアウタースロー。
オーバーザトップでさっさとその感覚に慣れてしまいましょう。
ではまた!
......枝話、次の技はコチラ「アンダージアーム」