どうも、ゴ~チョです。
ブログテーマに新シリーズを投入しようかなと思います。
ジャグリング検定の級に沿って課題技とその練習法、技にまつわるちょっとした小ネタを1記事1技ずつ紹介していこうかという試みです。
「カスケード」と一口に言いましても...
記念すべき第1弾は、もちろん「カスケード」。
左右の手からボールを交互に投げる、トスジャグリングの最も基本的な技です。
ボール3個でやるカスケードが、トスジャグリング初心者が初めに挑む技となることが多いです。ここであえて「ボール3個でやる」という枕詞をつけたかというと、「カスケード」とはある種の軌道につけられた名前で、投げるものが奇数個であればカスケードという技をすることは可能だからです(もちろん5個、7個と増えれば難易度は上がります)。もっというと投げるものがボールでなくても、投げ方がカスケードであればそれはカスケードです。
ボール3個のカスケードのやり方や練習法についてはネット上でもはや語りつくされているのではないでしょうか。
「ジャグリング カスケード やり方」で検索すると、検索結果がたくさん出てきます。
特にPYGMIXさんの動画はかなり分かりやすく解説してくれています。
【懇切丁寧に教える】ジャグリング【入門】【基本】【はじめて】
なので、今回は思い切ってやり方や練習法については大幅に割愛して、小ネタ重視でいきます。
ジャグリングの絵を見てジャグラーが時々キレている理由
ジャグリングのことをよく知らない方が「ジャグリングする人」を絵に描くときに気をつけてほしいのが、“投げているモノの軌道”です。イラストでよくみられるのがいわゆる「お手玉軌道」(お手玉だったとしてもありえない放物線であったりしますが...)。我々ジャグラーはお手玉軌道でモノを投げることもないわけではないですが、基本となるのはやはり「カスケード軌道」なんです。ジャグリングの絵を見てジャグラーが時々キレている理由は、その辺りにあったりします。最近は参照できる映像資料が増えてきたせいか、ちゃんとカスケード軌道で投げている絵やアニメーションも続々と現れてきています。例えば、スマホゲーム「メギド72」に出てくる"ニバス"のジャグリングは結構リアルです。
カスケードを見ればその人の巧さがある程度わかる
たまに、「ジャグリングできるよ!」といって3個のカスケードを見せてくれる方がいます。ある程度長く投げ続けられる方もいて「すごいすごい!」とびっくりするのですが、そう思う反面で「あーあぁ...高いなぁ」とその方のカスケードを眺めています(性格ワルイな...)。
何が高いかというと、手の位置です。落ちてくるボールを早く迎えようとしてキャッチの手が上がり、それに引きずられてトスの手も上がってゆき安定が失われていく...という悪循環が、初心者のカスケードではよく起こります。
位置が高いとボールの軌道は顔に重なる形になりますし、高く上がったボールを見上げるためアゴが前に出てきますので、非常に見栄えが悪くなってきます。もちろん、ボールを高く投げ上げないとできない技も後々出てくるのですが、低くできる技は低くできるようにするに越したことはないのです。
上手い人が何気なくやっているカスケードを見てみると、大体アゴの先からおへその辺りの範囲でボールの軌道が収まっているかと思います。上手い人は、やろうと思えば太腿近辺で収まるように投げて、飛び交うボールを上からのぞき込むような形でカスケードをすることもできるでしょう。
カスケードはできるようになったけど安定しない、次の技になかなか移れない...という方は、手の高さに注意してみてください。
ところで何故カスケードっていうの?
カスケードは英語で「cascade」と綴り、意味は「連なる小さな滝」なんだとか。
連なる、小さな、滝......?
み、見え...なくも、ない...かな......
後に紹介予定の「シャワー(shower:にわか雨)」といい「ファウンテン(fountain:泉)」といい、ジャグリングには何故だか水回りの名前が多いのですが、命名者の意図は謎です。もしかしたらジャグリングの習得にも、「水の呼吸」が大事なのかもしれません(便乗が遅い!!)。
各方面のクラスタにとっての「カスケード」
自然界にあるものを指す一般名詞ですので、必然、「カスケード」という言葉自体はあらゆる業界の用語として使われていたりするのです
▼建築業関係では
- 人工的に作った小さな滝
- 原宿にある"食の複合施設"
▼電子機器関係では
- 中間回路同士の接続手法のひとつ
▼WEBデザイン関係では
▼情報セキュリティ屋さんにとっては
▼フラワーアレンジメントの世界では
- 花を滝のように垂らして飾る手法
▼化学クラスタにとっては
- フルフェノクスロン(C21H11ClF6N2O3)の別名
↑農薬に用いられることが多いようです
- 次々に起きる化学反応の名称
▼音楽クラスタにとっては
- アメリカの音楽バンド
*** "Rhythm of the Rain" Lyrics - The Cascades
▼ジャズピアノクラスタにとっては
- スコット・ジョプリンの作品
The Cascades (SCOTT JOPLIN, 1904) Ragtime Piano Roll Legend
▼アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』クラスタにとっては
- 女性ツインボーカルのロックバンド『UNLIMITS』が歌う、第2期のエンディングテーマ曲
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▼神戸のパン好きにとっては
↑綴りは一致だが読み方は「カスカード」惜しいっ!
カスケードについての今日から使える?ムダ話
さて、いかがでしたでしょうか。「カスケード」に対してこういった切り口で語る記事が一つはあってもいいかな、と思って書きました。カスケードがまだできない人も、カスケード習得などとうの昔となってしまったジャグリング上級者も、楽しんで読んでいただければいいなと思います。
ではまた!
......枝話、次回の技はコチラ「オーバー・ザ・トップ」
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