読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々是ジャグリング

ジャグリングを通じて感じたこと考えたことを綴っていきます。

動いてみよう・見てもらおう:"ギャップ"を明らかにする ― ジャグリング・ルーチンの作り方まとめ【ラスト】

どうも、ゴ~チョです。

ジャグリング・ルーチンの作り方まとめ最終章です。

ルーチンを作ろう(4)

前回までのおさらい

人前でジャグリングを見せるときは「ルーチン/ルーティン」と呼ばれる以下略
ルーチンを作る工程は以下略

  1. 曲を選ぼう
  2. 曲を分析しよう
  3. 自分ができること、したいことを整理しよう
  4. 実際に動いてみよう
  5. 人に見せて意見を聞こう

前回は「自分ができること、したいことを整理しよう」まで書きました。次は「実際に動いてみよう」「人に見せて意見を聞こう」について書いていきます。

"ギャップ"を明らかにする

「実際に動いてみよう」と「人に見せて意見を聞こう」をまとめて一回で書こうと思ったのには2つ理由があります。ひとつは、それぞれの項目について書くことがあまりないということ。もうひとつは、これら2つの作業は主観・客観に分かれているもののどちらも当初描いたルーチンのイメージと実際の動きとのギャップを明らかにする作業なのではないかと気づいたからです。

 

●実際に動いてみる⇒主観的なギャップを明らかにする

  • 想定していた技のリズム ⇔ 実際に技をしたときのリズム
  • 想定していた流れのスムーズさ ⇔ 実際に動いたときのスムーズさ
  • 想定していた技の安定度 ⇔ 実際に動いたときの安定度

 

●人に見せて意見を聞く⇒客観的なギャップを明らかにする

  • 自分が狙ったイメージ ⇔ 相手に伝わったイメージ
  • 自分が狙ったポーズ ⇔ 相手に見えていたポーズ
  • 自分が狙った盛り上がり(ジャンプポイント) ⇔ 相手が盛り上がったポイント

実際に動いてみよう

上でも少しまとめたとおり、実際に曲に合わせて動いてみることで、大まかに下記の3点が想定どおりかを確認します。そして、想定と異なるところがあれば逐次修正していきます。

  1. 曲のリズムに合わせて技ができるか
  2. スムーズな流れで次の技に移行できるか
  3. 技は自分が想定したとおりの安定度か

前回の記事でも触れましたが、ミケ派は"曲の分析"、"自分ができることの整理"、"実際に動いてギャップの修正"を同時並行で実行しているイメージです。

juggling-gohcho.hateblo.jp

 

技のリズムのギャップ

曲に合わせて動いてみると、どうも拍数が足りない/余る。そんなときは技の繰り返し回数を調整したり、入れていた技を削ったり、別の技を足したりしてみてください。技を開始するタイミングを前後にずらすのもいいかもしれません。全体的にあまりにも合わない場合は曲を編集してテンポを変えるか、思い切って曲を選びなおしてみてください。

流れのスムーズさのギャップ

自分で思っていたよりも技の流れがスムーズではない。それは練習を積むことで払拭されるかもしれませんが、何度試してもスムーズにいかない場合は技の組み合わせを変えてみるのも一つの手段です。

安定度のギャップ

同じ技でも、その技に単発で挑む場合と、ある一定の流れのもと挑む場合とでは勝手が違ってきます。ルーチンで想定した流れの中で安定して技を決めることができるかどうか。練習を積むことで安定度はある程度増しますが、ルーチン中の成功率が6割を切るような技は思い切って削ったほうがよいかもしれません。

人に見せて意見を聞こう

ここでいう「人」は、必ずしも他人でなくていいです。ルーチンを自撮りして、“ひと晩寝かせた自分”に見てもらって感想を記録するのでもよいと思います。本番前に一度、自分のルーチンを客観的にみる機会を設けるという点が大事です。経験者がいればより実用的なアドバイスをもらえるかもしれません。しかし、本番で想定される観客がジャグリング経験者でない場合は、むしろジャグリング経験のない人に見てもらって印象を尋ねたほうが建設的だったりします。

アドバイスを聞くときのポイントは以下の3つです。

  1. 自分がこのルーチンで伝えたい雰囲気・イメージは相手に伝わっているか
  2. 着地ポイント時のポーズ、ジャグリング中の姿勢は自分の想定どおりか
  3. 自分が狙ったジャンプポイントで相手は盛り上がってくれたか
イメージのギャップ

例えば、見る人の心が楽しくなるようなルーチンを作ろうとしてるとします。見てもらった人が違う印象を抱いた場合、それはなぜか掘り下げて聞いてみるとよいでしょう。もしかしたら、緊張で知らず知らず顔がこわばっていたのかもしれません。曲があまり楽し気ではなかった、あるいは動きがやや消極的だったということも考えられます。

姿勢のギャップ

自分ではジャグリング中に背筋をピンと伸ばしていたつもりでも、第三者から見てみると猫背になっている場合があります。技に集中するあまり、口が半開きになっていた、足ががに股になっていた。ジャグラーであれば、余程セルフイメージが正確でない限り一度は通る道なのではないでしょうか。

盛り上がりのギャップ

「どうだスゴイだろこの技、ドヤァ」と思っていても、見る側からするとピンとこない技というものも少なからずあります。たとえ盛り上がらなくとも玄人に伝わればそれでよしとするパートがあってもいいとは思いますが、ルーチンの一番の盛り上がりポイントには、やはり見る側が盛り上がれる技をいれたいものです。逆に演じる側からすれば省コストでも見る側としては盛り上がる技を見つけられればしめたものです。(そういった省エネ技ばかりだと自分自身がカタルシスを味わえないのがジャグラーの切なき性ですが...)

f:id:juggling-gohcho:20170406032648p:plain

とにかく作ってみましょう

以上、4部構成でお送りした「ルーチンの作り方まとめ」、いかがでしたでしょうか。いろいろ理論めいたものを書き連ねましたが、ルーチンは作ってみるのが一番。ルーチン作りの経験を重ねれば重ねるほど、自分に合った方法が見えてくると思います(当たり前か...)。あとは、上手い人の良いルーチンをたくさん見ることです。自分が「かっこいい」「素敵」と思ったルーチンと自分のルーチンの違いを比べてみると、自分が思い描く理想のルーチンが具体的なものへと近づいていくでしょう。

...今回の4部作は書く前にもう少し自分の中でまとめてから書くべきでしたね。反省

ではまた!