こんにちは。ゴ~チョです。
ごーちょでもゴーチョでもなくゴ~チョです。「ー」ではなく「~」です。
今めんどくさいと思った方、そのとおりです。めんどくさいやつです。
こんなやつがモテると思いますか?推して知るべしです。
ジャグリングをしていると「モテるでしょ?」と尋ねる方が一定数います。
果たしてそうなのでしょうか。
今回は、ジャグリングが世間に期待されがちなこととその実情について書いていきます。そして、逆に世間には注目されていないジャグリングの効果についても書いていきたいと思います。(長くなりそうなので前後編に分けます)
よく期待されることとその実情
ジャグリングができるとモテる
「ジャグリングができる」を「ギターが弾ける」に置き換えていただければ、答えは自ずと浮かぶのではないかと思います。そうです。
ジャグリングにしろギターにしろ特殊な技能をもっていることを、自分に興味をもってもらうきっかけにできることはあります。しかし、大事なのはその後のコミュニケーション能力ではないでしょうか。ジャグリングできるだけでモテるようになることはまずないです。
ジャグリングができるとお金が稼げる
「ちょっと路上でやったらお金稼げるんじゃない?」という方もときどきいます。
公共の場所でパフォーマンスを行うには、実は原則ライセンスが必要です。(ライセンスについては別の機会に詳しく書こうと思います)
仮にライセンスを持っていたとしてもです。
特にジャグリングを見るつもりのなかった人をひきつけ、最後まで飽きさせず、かつ高額の投げ銭を気持ちよく出させるようなハイクオリティなパフォーマンスは、よほど研鑽を積み重ねないとできません。話術など、ジャグリング以外の技能も必要になってきます。
これも、「ギターが弾ける」に置き換えてみるとわかりやすいと思います。
稼げるのは本当に上手な一部の人たちだけです。
ジャグリングをしていると健康になる
「右脳も左脳もバランスよく刺激するので認知症になりにくい!」
「肩回りの血行促進で肩こり解消!」
「有酸素運動として最適!」
このような謳い文句をけっこう有名なプロのジャグラーさんでもおっしゃったりして独自の運動プログラムを組んだりしているので、あまり商売の邪魔になることは書きたくないのですが、経験による個人的な見解を書きます。
認知症予防になるかについては事例を知らないので何とも言えません。頭ごなしに否定もできないが力強く肯定もできない。そんな感じです。(右脳も左脳もというならキーボードのブラインドタッチとかでもいい気が…)
肩こりについてはジャグリングのジャンルや練習方法によるかなと思います。コンタクトジャグリングなんかは前後でストレッチしないと逆に凝りそう。ちなみに僕は肩こり持ちです。
有酸素運動かどうかもジャグリングのジャンルや練習方法に左右されます。上達するにつれて練習する技も激しさを増したりするので、そんなときは肩で息をすることになります。初級の技が有酸素運動なのは確かだと思います。
健康には一定の寄与がありそうな一方で、練習のしすぎで腱鞘炎になったり首を痛めたりしている人を何人か知っています。
何事もほどほどが大事ということでしょうか。
ジャグリングをしていると頭がよくなる
2009年10月11日のネイチャー・ニューロサイエンスにそのような記事が載ったらしいですね。
原文を読めていないので正確なところはわかりませんが、その論文で言いたいのは「ジャグリングで頭がよくなる」ではなくて「大人になっても特定条件下で脳は成長する」ということみたいです。実験にジャグリングを使ったことに深い意味はなくて「習得が難しいもので頭を使わせる」ことができれば何でもいいようです。*1
勉強の合間の気晴らしにはなりそうですが、ジャグリングすると途端に頭が冴えだすということはないですね。
ただ、卵が先か鶏が先か、ジャグラーにはなぜか高学歴者が多い。
「頭がいい人はジャグリングにハマりやすい」ということなのかもしれません。
(自分は頭がいいと言いたいわけではありません。)
後編に続く
とまあ、「よく期待されること」についての実情はあまりパッとしない有様になってしまいました。ジャグリングのネガキャンをしたいわけではないんです。
後編では、ジャグリングを始めた当初は気づかなかった、ジャグリングの良い効果について書いていきます。
ではまた!