日々是ジャグリング

ジャグリングを通じて感じたこと考えたことを綴っていきます。

趣味はジャグリングです。でも、そのジャグリングはできません。

はじめまして、ゴ~チョです。

思うところありまして、ブログを始めてみました。

主に僕の趣味であるジャグリングに関連したことを書いていこうと思っております。

 

趣味はジャグリングです。でも、

最近はジャグリング自体の知名度も上がってきたためか

「趣味はジャグリングです」

というと

「知ってる知ってる!あのボウリングのピンみたいなの投げるやつだよね」

と返してくださる方も増えてきました。

 ただ、

「よくご存じですね」と微笑む陰で、

(それは僕できないんだよなぁ...)と苦笑いを浮かべています。

なぜそのようなことが起こるのか。それは、世間一般に抱かれている「ジャグリング」の認識と、ジャグリングを嗜む者たち(ジャグラーと呼びます)が抱いている「ジャグリング」の認識にズレがあるから。

ではジャグリングっていったい何なのか。投稿一本目はこれについて書いていきます。

 

ジャグリングの定義

三省堂 大辞林にはこうあります。

① 曲芸。特に,玉・輪・ナイフなどを空中に投げる曲芸。
② 詐欺。

今回、②の意味は無視します。

①ですね。この説明は間違いではありません。が、実は不十分です。

ジャグラーを名乗る人の中には①ができない人も大勢います。

 

待て、それこそ「詐欺師」じゃないのか。

 

と思われそうですが、次にWikipedia(日本語版)をご覧ください。

ジャグリング(Juggling)とは、狭義ではトスジャグリング、複数の物を空中に投げたり取ったりを繰り返し、常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける技術を指している。しかし現在では意味は拡大され、いわゆるオブジェクトマニピュレーション(en:Object manipulation)との混同も見られる。広義では、手に保持できる程度の道具を使った、修練の必要な特殊な技能または芸を指す。

特にこの部分ですね。

しかし現在では意味は拡大され、いわゆるオブジェクトマニピュレーション(en:Object manipulation)との混同も見られる。広義では、手に保持できる程度の道具を使った、修練の必要な特殊な技能または芸を指す。

大辞林さんには狭義の「ジャグリング」の意味しか載っていなかったわけですね。

 

ジャグリングの分類

Wikipdeiaをパクッてにならって分類を書くとおおかた次のとおりです。各々の道具の詳しい説明はまたの機会に。

トスジャグリング

いわゆるジャグリング。原則、常に一つ以上のモノが空中に放り出されている状態を技の基本とするジャンル。

使われる道具はボール、リング、クラブ、スカーフ等。

f:id:juggling-gohcho:20170119035449p:plain

オブジェクトマニピュレーション

投げることを主眼には置いていない(ただし投げないとは言っていない)ジャンル。全てではないものの、手に持った道具で間接的に他の道具を操作する場合が多い。

使われる道具はディアボロ、デビルスティック、シガーボックス、ハット等。日本のけん玉や傘回し、皿回しもここに分類される。

f:id:juggling-gohcho:20170119035612p:plain

スイングジャグリング

道具を振り回すことによって描かれる軌道の美しさを主に見せるジャンル 。

使われる道具はポイ、メテオ、スタッフ(長い棒)等。

コンタクトジャグリング

道具と身体が常に接触し続けている状態を基本とするジャンル。

主にソフトボール大のボールが使用され、腕の上で転がしたり、ひじの上で静止させたり、空中で固定されたかのように見せたりする技を繰り出す。

f:id:juggling-gohcho:20170119035709p:plain

バランス

 額、顎、つま先などに道具を立ててバランスをとるジャンル。バランス単体でパフォーマンスを成立させる人もいるが、トスジャグリングと組み合わせて行うことが多い。(むしろバランスを専門でやっている人は自分のことをジャグラーと思っていないかも。)

 

と、このように、「ジャグリング」と一口に言ってもジャンルがいろいろとあります。

そして、ジャグラーの中には全てのジャンルにひととおり手を出している人もいれば、ひとつのジャンルに特化した人もいます。上の分類でいう“スイングジャグリング”はできても“トスジャグリング”はできないジャグラーが存在するわけです。

 

もし皆さんの目の前に

「趣味はジャグリングです」

という人が現れたときは、おもむろにミカンを数個差し出す前に、

「何の道具をやっているの?」

と、まず聞いてあげてください。